生活習慣病
生活習慣病とは
生活習慣病はかつて成人病と呼ばれ、主に乱れた生活習慣(食生活、運動、飲酒、喫煙など)から発生するといわれています。
生活習慣病から来る病気・疾患
糖尿病、肥満症、脳卒中、心臓病、高脂血症(脂質異常症)、高血圧症、動脈硬化症、痛風(高尿酸血症)など。
当院の治療方針
医学的な根拠に基づいた生活習慣の指導をいたします。生活習慣病の改善は、まず、日常生活の改善から始まることがほとんどです。今までできなかった健康的な生活を継続していくことは、簡単なことではありませんが、日々の経過を患者さんと一緒に二人三脚で歩んでいくことを心がけます。また、重篤な糖尿病など、高度な医療機関での治療が必要な場合には、適切な医療機関をご紹介し、紹介病院と十分な連携を取りながら、治療をすすめていきます。
食生活
1週間、ご自分が食べてきたメニュー、量、食事の時間帯などを振り返ってみてください。現代は外食できる飲食店は多く、コンビニやスーパーなどでもテイクアウトで手軽に食事を済ませることができてしまいます。しかし、「日々の食事が未来の自分の体を作る」ということをぜひ認識していただきたいと思います。ついつい偏った食事になっていませんでしょうか?
エネルギーの摂りすぎは肥満、糖尿病、虚血性心疾患、食塩の摂りすぎは高血圧、脳卒中、胃がんを、脂肪の摂りすぎは肥満、脂質異常症、糖尿病、虚血性心疾患を、ビタミン・ミネラル・食物繊維などの不足はがん、骨粗しょう症、貧血などを引き起こしやすくなります。
「好きな物を食べる食事」と「自分の体を作る食事」をしっかりと分けて、バランスの取れた食生活を心がけましょう。食生活をどのように改善したらよいか、お悩みの方は当院院長へご相談ください。当院には管理栄養士が在籍しておりますので、現在の食生活について栄養指導を提供することも可能です。栄養指導をご希望の方は、診察時に院長へご相談ください。
運動
特に茨城県水戸市のような車社会では、運動不足は起こりやすいものです。1日を忙しく過ごしていても、思っている以上に歩いていない、ということがよくあります。スマートフォンをお持ちの方は、歩数を集計するアプリが入っていることが多いので、自分が日々どのくらい歩いているのか確認してみてください。諸説ありますが、1日の歩数は最低8,000歩以上が望ましいとされています。
飲酒
お酒が引き起こす生活習慣病は様々です。肝障害、膵炎、食道がん、脂質異常症、高尿酸血症、高血圧症など、聞いたことがある病気も多いのではないでしょうか。さらに喫煙が加わると、飲酒と喫煙が重なるとがん発症率が高くなることは統計データが出ています(厚生労働研究班「多目的コホート研究(JPHC研究)」より)。飲酒、喫煙のヘビーユーザーは、体に異変を感じていなくても、人間ドックなどを定期的に受け、綿密に自分の体をチェックすることを強くおすすめします。
喫煙
喫煙は生活習慣病の代表であり、なかなかやめらずに困っている人が多数いらっしゃいます。当院では保険診療による禁煙治療を行っております(ニコチン依存症管理料を届け出)。医師のアドバイスを受けながら、禁煙することができます。月曜日、火曜日、金曜日、土曜日の院長の外来診療でご相談ください。