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頭痛、片頭痛の診断・治療

頭痛、片頭痛頭痛の初期対応

頭痛は安易に自己判断せずに医療機関にご相談ください。

頭痛は、軽度な頭痛とは限らず、脳卒中や髄膜炎など、死に至る危険性の病気の発症を知らせている場合があります。

どんな頭痛であっても決して軽視せず、医療機関にご相談していただき、適切な初期対応を心がけてください。

当院の院長は神経内科の専門医です。お気軽に相談ください。

(診察日:月・火・金・土午前)

頭痛の種類

日本人の3~4人に1人が頭痛持ちと言われています。

頭痛には代表的な3つの種類があり、緊張性頭痛・片頭痛・群発頭痛です。

その他、直ちに緊急に医療機関に受診することが必要な脳卒中(脳出血・くも膜下出血など)・髄膜炎などの頭痛です。

緊張型頭痛

頭痛の症状を訴える方の多くが緊張性頭痛です。

精神的なストレスや身体的なストレスまた筋肉の緊張など、様々な要因が複雑に絡み合っておこる頭痛と考えられています。

後頚部かから始まる鈍痛で、頭全体が締め付けられるような痛みがあり、肩や首のこりを伴うことが多いです。

治療

緊張性頭痛では、消炎鎮痛薬も用いられますが、筋弛緩作用も合わせた安定剤が処方されることもあります。

ストレスや睡眠不足も原因になりうるので、リラックスの仕方、睡眠なども気を付ける必要があります。

長時間同じ姿勢をとらないようにすることやストッレッチなどで体を動かすとこも有効です。

スマートフォンやパソコンの使い過ぎにも注意しましょう。

入浴するなど温めることで痛みが和らぎます。

片頭痛

男性よりお女性のほうが症状を訴えることが多いとされる頭痛です。

片頭痛という名前の通り、頭の片側だけに痛みが生じる場合が多いです。また、ズキンズキンと脈を打つようなペース(拍動性)で痛みを感じる人が多いです。

痛みが起こる前に、目の前にちかちかするような光りが見える(閃輝暗点:せんきあんてん)など、決まった前兆が出現することもあります。

日常生活に影響があり、動くとがんがん響いてつらく寝込んでしまうこともあります。

吐き気がして実際吐いてしまうこともあります。また光、音、においに敏感になります。

治療

消炎鎮痛薬も用いられますが、不十分な場合は片頭痛に有効なトリプタン製剤が用いられます。鎮痛薬は早期のほうが効果があるので,「薬はなるべく飲まないようにしよう」と考えず、早めに内服しましょう。

痛くなったら、光や音などの刺激を避け安静に過ごしましょう。

冷やすと和らぎます。

睡眠はしっかりとり、ストレスはためないようにいましょう。

チョコレートやチーズなどの発酵食品、赤ワインなどのお酒がきっかけで頭痛がひどくなる傾向がある人は、その食品を避けましょう。

群発頭痛

1年から3~4年に数回程度,1か月から数ヶ月に渡る程度で、ある特定の期間に限り毎日のように決まった時間に発症する場合が多いのが特徴で、20~40歳代の男性に多くみられます。

片方の目の奥からこめかみあたりにかけて、突き刺すような痛みを感じるほか、目の充血・涙・鼻水・鼻詰まりを伴うこともあります。

発症する法則を見つけづらいタイプの頭痛です。

治療

頭痛の中でも特殊で、一般的にトリプタン製剤の注射や酸素吸入による治療が行われます。

飲酒や喫煙が頭痛を誘発されると言われていますので、アルコールとタバコを避けましょう。

他の病気が原因で起こる頭痛

脳出血

頭痛の他、呂律がまわらない、手足が動かない(麻痺)、意識がはっきりし
ないなどの症状を伴います。

くも膜下出血

「バットで急に後ろから殴られたような」急激で激しい頭痛が起きます。

髄膜炎

ウイルスや菌が脳脊髄液に入り込み、脳を覆う髄膜に炎症が起きた状態です。激しい頭痛・発熱・嘔吐・首の後ろが硬くなる(頂部硬直)という症状を伴います。

これらの場合は一刻も早い医療機関の受診が必要です。

検査・診断

特別な検査はなく、基本的に問診と診察から診断します。

頭痛が発症した際には、どのような痛みか、痛みの場所、痛む頻度、発症時の条件(例えば雨の日や特定の時間帯)について、できる限り細かい情報を医師にお伝えください。

診察の結果、MRIなどの精密検査が必要と判断される場合は近隣の医療機関をご紹介します。

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