もの忘れ外来
もの忘れとは
もの忘れは、年をとることで、誰にでも起こるものです。
しかし、単なるもの忘れでも、認知症のひとつの症状としてあらわれるものもあります。
認知症は、進行する病気であり、現代は6人に1人が認知症を発症すると言われています。
決して珍しい病気ではありませんので、油断せず早めに対策をすることが有効です。
もしも最近もの忘れが多くなったと感じましたら、当院のもの忘れ外来に一度お越しください。
一過性のもの忘れなのか、予防や治療が必要なもの忘れなのか、医師にご相談ください。
認知症の可能性があるもの忘れ
- 経験の一部ではなく、経験したもの全体をすっかり忘れてしまう。
例1:食事後に、主食に何を食べたか忘れたのではなく、食事をしたことそのものを忘れてしまう。
例2:買い物に出かけたが、何を買うべきか忘れたのではなく、なぜ出かけたかのかを忘れてしまう。 - 物事の順番がわからなくなる。
例1:買い物に行って食材を買い揃える前に、食事の準備を始めようとしてしまう。 - 外出したが家に帰って来られなくなる。
- 自分の現在地や時間などがわからなくなる。
- 人の顔と名前が一致しないことが頻回になる。
- 自分が忘れっぽくなっていることを自覚できない。
- 物を見つからず捜しているが、自分で置いた場所を忘れ、誰かに盗られたと思い込む。
- 物を定位置に置いていたが、急に置き場所が安定しなくなった。
上記はあくまで一例ですので、1つ当てはまるからと言って必ず認知症という訳ではありません。
認知症診断の目安にはなりますので、もしも該当する出来事があれば、出来事の内容、発生日、頻度などをメモしておきましょう。
認知症の最終的な診断は、医師による適切な診断と治療が必要ですので、医師の診断が出るまではパニックにならず落ち着いて対応をしましょう。
もの忘れで気になることがございましたら、当院にご相談ください。
院長のもの忘れ外来
当院院長の専門分野は神経内科であるため、院長外来時はもの忘れ外来も行っています。
もの忘れ外来で受診をご希望の方は、下記の診療日にお越しください。
院長外来:月曜日、火曜日、金曜日、土曜日
診察時にもの忘れの程度をお聞きし、一過性のもの忘れなのか、予防や治療が必要なもの忘れなのか、院長よりお伝えします。
認知症の可能性があるもの忘れ症状の場合、診察時の医師からのアドバイスも忘れてしまうおそれがあります。
もの忘れ外来には、できる限りご家族などご本人以外の方も同伴してお越しください。